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自分はいつから小説を書かなくなったんでしょう・・・。
論文が終わったら書くはずが、ずっとこのままだ・・・。
今度からイラスト描けない時は小説書こうかな?
- *第6節 うさちゃんがほしいの
「うさちゃん、どこにいるの?」
「お嬢様、悪魔はもういなくなったのです。」
「うそ。」
俺がニーナ達に見つかり、屋敷を後にしてから、3日が過ぎていた。ショコラお嬢様は俺が消えた事がいまいち理解できなかったようだ。そんなに俺のことが好きだったのかと、嬉しさと同時にうぬぼれが強くなってしまう。今ならまだ間に合うか、逆玉の輿。
「お嬢様、だんな様がいらっしゃいます。」
「うさちゃんは?」
「・・・・・。」
ジュリアンが部屋の中に入ってくるなり、ショコラは叫んだ。
「うさちゃんがいいの!うさちゃんじゃなきゃだめなの!」
ジュリアンは少なからず、彼女の台詞に気分を害された。
「ニーナ、ショコラにウサギのぬいぐるみでも作ってあげなさい。」
「かしこまりました。」
ジュリアンはそのままショコラと会話することなく、部屋を出た。
こうしてショコラはウサギのぬいぐるみをもらい、静かになったように思われた。
「ねえニーナちゃん。このうさちゃん変なの。」
「どうなされました?」
「何も言ってくれないの。」
「それはぬいぐるみだからですよ。」
「ぬいぐるみはしゃべらないの?」
「ええ。生きていないもの。」
「ねえどうしたら…どうしたら…」
ショコラはそのまま言葉を失った。そしてまぶたの重さに耐え切れず、眠りに落ちた。