ショコラお嬢様を描いてみました。まだ下書きですが、こんな感じです。
そういえばこのブログで下書き載せたことないなー。
たまには載せてみようかな?

  1. *第8節 前言撤回

「げーっ!お嬢さまって身障なの?」
 ミミたんはウサギのぬいぐるみを抱いて寝ているショコラを見て、言った。その声にお嬢様は目を覚ました。
「あ、うさちゃん。」
「よっ!」
「うさちゃん。うさ、うさ、うさ…」
 彼女は俺に会いたくてしょうがなかったらしい。俺は今、猛烈に感動している。そして濡れている…ごめん。君の口元をみていたら、フェラチオしてほしいなと思ってしまって…。
「ミミたん、彼女に変身できる?」
「できるけど、本当に寝ているだけって感じだね。」
「そうだよ。お風呂に入れられるときも、自分でおまんこ触っちゃダメなんだよ。」
「キビシ〜!」
「あとね、彼女は皆ちゃん付けで呼んでいるから、よろしく。まあお前とは正反対のキャラだけど、がんばってくり。」
「あのさ、うっさもん。彼女を本気で好きになっちゃったんじゃないよね?」
「何で?」
「だって、人間だよ?覚醒したらすぐ死ぬわけだし。子供は妖精かもしれないけど、ウサギの耳がついている子供なんか、人間の世界で通用するの?」
「あのさ、今その事について考えんなよ。」
「でも考えておくべきだよ。」
 俺は軽く唇を噛んだ。後先のことを考えずに突っ走るのは馬鹿だってことは分かっている。しかし、目の前にいるお嬢ちゃんはいつまでも俺を待ってくれるとは思えない。ここは俺に夢中になっている今が勝負なのだ。

「ショコラ、俺と行こう!」
「え?」
「妖精たちの世界に行こう!」
「うーん。」
「君をお姫様にしてあげるよ。」
「お姫様?」
「妖精たちのお姫様だよ!」
「あたしも空を飛べるの?」
「飛べるとも。」
「嘘つき。何がお姫様よ。夢見てんじゃないの!」
 だがミミたんのぼやきは二人には聞こえなかった。
「うさちゃん。お姫様になったら、ニーナちゃんが困ると思うの。」
「そのためにミミたんがいるんだよ。こいつがショコラの身代わりになってくれるって!」
「でもジュリちゃんは?」
「ジュリちゃん?誰だそれ?」
「あのね、ジュリちゃんはとてもとても偉い人なの。」
「興味ないね。それより行くの?行かないの?っていうか来いよ。」
「うっさもん、きついよ。」
「うさちゃん。あたしね、体がばらばらになっちゃうと思うの。」
「んなわけないだろ?」
「ほんとう?」
「ほんとほんと。さ、行こう!」
 俺は彼女の手を無理矢理取り、抱き寄せ、ミミたんに無言で「後は頼んだ」と言うと、フェアリーランドへ飛んだ。