ネタはまだありますが、先がまったく書けません・・・。

うう・・・。自分はどうやら文章よりイラストの方が得意みたいです・・・。
そこまで自負するレベルの絵は描けませんが・・・。

  1. *第4節 悪魔に呪われたお嬢様

 翌朝、いつものようにニーナがショコラの部屋にやってくるなり、悲鳴を上げ、後ろのメイドは持っていた洗面器を落とした。
「誰か呼んできて!お嬢様が大変よー!」
「だ、だんな様を呼んできます!」
 メイドの一人が走って部屋を後にした。
 ショコラはゆっくりと目を開け、パニックになっているニーナを見た。
「お、お嬢様、どうなされましたか?」
「あーっ!」
 ショコラは2人のメイドに起こされ、差し出され手鏡を見ると、小さな叫び声をあげた。
「なんてステキなの。」
「ええ、でもどうしたのですか?それは。」
「うさちゃんがやってくれたの。」

「どうかしましたか?」
 ジュリアンが息を切らして入ってきた。
「じゅりちゃん。あのね、あたしね、お姫様なの。」
「ちゃんと分かるように説明してください。」
「うさちゃんがやってきて、妖精さんたちの国に連れて行ってくれたの。」
「またうさちゃんですか。」
 ジュリアンがため息をつくと、ニーナは彼に小声で語りだした。
「お嬢様はまたうさぎが来たって言っているんですけど、本当にウサギなんでしょうか?もしもウサギじゃなかったらどうします?」
「ウサギじゃなかったら何だというんだ。」
「悪魔ですよ。悪魔。悪魔なら納得がいくんじゃないんですか?お嬢様の髪型が突然変わってしまったのも。それにお嬢様が3階の窓から飛び降りたことだって。」
「なるほど。そのとおりかもしれない。前々から彼女の口から出る言葉には理解しがたい点が数多く見られたが、悪魔が原因となれば説明がつく。私はもう学校に向かうが、ショコラのことは頼んだ。それからまた悪魔が来るかもしれないので、今夜は君もこの部屋で寝るように。」
「かしこまりました、だんな様。」
 ニーナと残りの二人のメイドは、深くお辞儀をした。
「…じゅりちゃん。」
 ショコラの弱弱しく青白い顔が視界に入ったが、無視してそのまま学校に向かった。